内容説明
歴史的ヒットを記録した映画『君の名は。』の核心に、民俗学、日本文学史、物語論を動員して迫る!“映像”の分析を通じて浮かびあがる“日本の文化の現在”。2017年1月、東海大学で開催されたシンポジウムの記録に気鋭の論者による報告を追加。さらに『シン・ゴジラ』との比較を通した編者の対談講義も収録。
目次
シンポジウムライブ『君の名は。』(基調報告1 『君の名は。』の仕組み;基調報告2(要旨) 『君の名は。』―今ここに自分が存在しうること
基調報告3 私はなぜ新海誠作品を好きになれないのか?
ディスカッション 『君の名は。』の交響
フロアの声 『君の名は。』についての補足視点
司会者の声 『君の名は。』シンポジウム総括
特別寄稿 “孤悲”の時)
附録 『シン・ゴジラ』対論(抄録)(オタク死す?―『シン・ゴジラ』×『君の名は。』)
著者等紹介
志水義夫[シミズヨシオ]
東海大学文学部教授。『ゴジラ傳―怪獣ゴジラの文藝学』(親典社選書、2016)、『マンガでわかる古事記』(池田書店、2015)など
助川幸逸郎[スケガワコウイチロウ]
横浜市立大学・東海大学非常勤講師。『小泉今日子はなぜいつも旬なのか』(朝日新書、2015)、『光源氏になってはいけない』(プレジデント社、2011)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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