目次
記号と比喩
詩的言語とフォルマリズム
精神分析とテーマ批評
構造主義とコードモデル
物語の文法
物語の構造
認知と行為の物語論
相互テクスト性
受容のシステム理論
脱構築
新歴史主義と権力
フェミニズムとジェンダー
ポストコロニアリズムとネーション
社会と文化の研究
正義と対話
著者等紹介
西田谷洋[ニシタヤヒロシ]
愛知教育大学教育学部教授。専門は日本近代文学。1966年生まれ。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょーたに
2
おさらい程度に。とても平易で読みやすい。教免の更新のため(?)のテクストらしいので、やはり文学的文章教材が多く取り上げられているのが特徴的。「理論」なので、それが提唱された時期など関係ないという筆者の思惑もあると思うが、レファレンスが基本的に日本語訳が出版された時期なのは少し不満。2015/11/24
厭世詩家
1
良くここまで簡潔に文学理論をまとめたなと感心はさせられるものの、学部生や初学者に入門書として薦めることはできない。端的に文学研究コミュニティのテクニカルタームが濫用されており、それらをすらすらと解読できる者は、本書に書かれている内容に関して既に薫陶を受けたあとだと思う。2021/01/03
シロクマぽよんぽ
1
文学作品読解のための視点が示されている入門書。本当に読みにくかった。修飾が破綻していたり、接続表現が接続していなかったり、例示がなかったり、適切な例示なのか怪しいものがあったり、まあひどい。同シリーズの『レトリック』と比較すれば一目瞭然。例示された作品から小中高の教員を読者に想定しているみたいだけど、国語の教材研究=作家論くらいに思っている小学校教諭がこの本を手に取ったら、あまりにも読みにくくて数分で放り投げるんじゃないか。正直この一冊だけでは全然入門書にならないと思う。まあ論点のメモ書きくらいに思えば。2019/11/04
TZ
0
130頁ほどで、脱構築やポストコロニアリズムなどの文学理論を紹介している。そのため、学部1年生がいきなりこれを読んで理解するのは難しいかもしれない。ただ、物語論の説明は分かりやすくためになった。2015/05/04
よっちん
0
図書館。2014/09/05