目次
1 複合辞研究史―主に20世紀中について(「複合辞」の提唱―永野賢の複合辞研究;初期の複合辞研究―水谷修・佐伯哲夫の複合辞研究;分析的傾向と複合辞―田中章夫の通時的研究;「後置詞」というとらえ方―松下大三郎から高橋太郎まで;「形式副詞」との関連性―山田孝雄から奥津敬一郎まで ほか)
2 複合辞と文法化 引用表現・思考動詞・視覚動詞との関係を中心に(引用の形式をとる複合辞について―引用から複合辞へ;複合辞研究と文法化―動詞が欠落した口語的複合辞を例として;引用構造を用いた会話表現―「というのだ」「みたいな」を例に;「と思うと」の連続性;「思う」を中心とする接続形式について ほか)
著者等紹介
松木正恵[マツキマサエ]
1959年仙台生まれ。1982年東京学芸大学教育学部卒業。都立高校(定時制)教諭を経て、1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1987年青森明の星短期大学専任講師。1989年早稲田大学日本語研究教育センター助手。1993年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。その後早稲田大学教育学部助手・専任講師・助教授を経て、2004年から早稲田大学教育・総合科学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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