ひつじ研究叢書<br> 日本語音韻史の研究

ひつじ研究叢書
日本語音韻史の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894765764
  • NDC分類 811.1
  • Cコード C3080

目次

第1部 研究史と方法論(研究史と日本語音韻史素描;日本語音韻史の方法)
第2部 分節音論(古代的濁音の弁別的特徴;史的連濁論;促音の音用論;四つ仮名と前鼻音)
第3部 韻律論(音訳漢字とアクセント;音節構造と字余り論)

著者等紹介

高山倫明[タカヤマミチアキ]
1955年福岡県に生まれる。1980年金沢大学文学部卒業。1985年九州大学大学院文学研究科博士課程(国語学国文学)修了。島根大学法文学部助教授、名古屋大学文学部助教授を経て、1993年九州大学文学部助教授。2007年九州大学大学院人文科学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山がち

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日本語の清濁は単なる有声無声ではなく、もっと複雑で簡単に決められない。本書では研究史を踏まえ、古代語においては鼻音が濁音の指標であったとしている。また、鼻音がその後の音を濁らせるなどの関与を行うなどの指摘がある。連濁では鼻音性の関与が中世には生産性を失い、形態音韻論的連濁と合流するとしている。韻律論に関しては、字余りに限定して説いているが、定めにくい詠唱法よりも、同時拍に基づく四拍子のリズムをもとに考えていくことを提唱している。字余りの起きる句が万葉集から近代和歌まで、一句、三句、五句が多いのも興味深い。2013/10/06

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