内容説明
好奇心が旺盛なこと、ほかの人が言ったり、書いたりしていることを鵜呑みにしないこと、筋の通った考え方を貫こうとしていること。じつは、そのすべてがある一つのことに結びついていくのです。自分のあたまで考えるためのヒントが満載。
目次
どうして子どもはことばの意味を学習できるのか
「後ろ姿」は日本語的なことば
ことばと哲学
夫婦ゲンカの敬語と上手な友だちの作り方、の言語学
動物の鳴き声と言語の起源―文科と理科の間で
「文法」て“芸”ですか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
5
尻窄みが多い中、尻上がりに面白くなるシリーズ物は珍しい。勿論、初巻から面白い。(英語か日本語の)言語学者ばかりだったのが、哲学や言語起源の生物学と多様性が増し、今回は6名の学者が登場。内半数の著書既読で人間性を垣間見、勝手に親近感も湧いた。中でも野矢茂樹先生の人を引き込む巧みな措辞には言葉がない。中高生時代、殆ど読書もせず米国大学院に進み、大津先生に英語の達人と言わしめ、「天は二物を与えた」岡ノ谷一夫先生も圧巻。一見難解な研究分野を分かり易く且つ面白く伝える大切さも学んだ。シリーズ最終巻なのが寂しい。2021/11/18
メタファル
2
うむ。やはり言語学者の方々のお言葉には勇気づけられます。「あたまがよいというよりも、研究が好きだということが最も大事だ」(p.201)、「大事なのは、おもしろい文法事実に気がつくセンス、その事実が語りだしてくる内面の構造を正しくつかみとる感受性、考えた切片を一つの大きな話に組み上げて行く構想力」(p.242)、「人が言うことを信用したらいかんのや。自分でゼロから考えるより仕方がない。先学の学説は『そう考えたらこういうふうにおもしろいか』と感動するための材料」(p.268-269)などなど。哲学の野矢茂樹先2010/04/19




