目次
“太宰治”へのアプローチ―太宰神話・青年・戦略
第1部 “太宰治”はいかに語られてきたか(“苦悩する作家”の文壇登場期―メディアの中の作品評・失踪事件;“新しい作家”の成型―第一回芥川賞と氾濫する作家情報;青年論をめぐる“太宰治”の浮沈―「ダス・ゲマイネ」受容から ほか)
第2部 “太宰治”の小説を読む(反射する“僕―君”、増殖する“青年”―「彼は昔の彼ならず」;黙契と真実―「道化の華」;小説の中の“青年”―「ダス・ゲマイネ」 ほか)
第3部 “太宰治”、昭和十年代へ(言葉の力学/起源の攪乱―「二十世紀旗手」;再浮上する“太宰治”―「姥捨」受容と昭和十三年)
著者等紹介
松本和也[マツモトカツヤ]
1974年、茨城県生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、信州大学人文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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