内容説明
白く磨かれた未踏の大岩壁(明星山)を盟友の佐内順と発見したのは、1956年、高校一年の秋だった。初登攀争いから始まる怒濤の山岳人生は、国内はもとより世界各地の有名山岳やメスナーなど岳人を取材する山岳写真家として結実する。映画「マークスの山」の撮影現場、NHKやTBSテレビの山岳映像撮影現場、多数の雑誌に発表した作品をめぐる裏話を吐露した実録の数々。
目次
登山事始めと佐内順との出会い
開拓の扉を開けて
乱気流の中で
安曇野彷徨
千畳敷、冬のロンド
モンブランに挑んだ日々
シャモニの青春挽歌
アラスカ取材とイヌイット
旅で出会ったアメリカ
メスナーと過ごした頃〔ほか〕
著者等紹介
武藤昭[ムトウアキラ]
1940年東京生まれ。日大芸術学部写真学科に学ぶ。山岳会「グループ・ド・ボエーム」創立。RCC2会員。新潟県明星山の岩登りルート開拓や、ヨーロッパ・アルプスのモンブラン周辺の岩場の登攀を皮切りに、「山と渓谷」「Outdoor」「Hot‐Dog PRESS」「岳人」など、山岳、スキー、アウトドアー誌でヨーロッパ、アメリカなど海外取材を主にカメラマンを30年続ける。1990年より映像制作開始。1993年(有)武藤プロダクション設立。1997年より八ヶ岳山麓在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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