内容説明
「俺は山に登るぞ!」突然、夫が言った。さすがに不惑の人のお言葉。それ以来、忙しい仕事の合間をぬって夫は猛然と山登りにダッシュしていった。そしてある日、「残雪期の山は最高にきれいだぞ。おまえも行かないか」とのたまわった。私も怖いものなしと世間で恐れられる中年おばさんまっ盛り。「あっ、行きたい行きたい」と二つ返事で参加したのだった。こうして怒涛のコバンザメ登山は始まった。命からがら烈風をついて安達太良山へ、猿の遺伝子が目覚める表妙義山へ、ついには、西穂~奥穂縦走から雪の北八ツ単独行まで果たしてしまうコバンザメ登山家の喜怒哀楽物語。
目次
親分ザメ、遭難顛末記―雨飾山・五月
中高年が列をなす北アルプス―燕岳・五月
命からがらの烈風体験―安達太良山・三月
心に、体に、魂に、染みる緑―北八ケ岳・六月
北アルプス、花の道中記―白馬三山・七月
本当の山はくたびれる―有明山・八月
前穂~北穂縦走敗退の記―穂高岳・八月
奥ノ院の岩登り―虫倉山・九月
百聞は人を惑わす北穂~奥穂縦走―穂高岳・十月
へっぴり腰でどこまでも―未丈ケ岳・十月〔ほか〕
著者等紹介
安藤洋子[アンドウヨウコ]
1947年、両親の疎開先茨城県勝田市に生れる。東京に戻り、都立戸山高校、東京都立大学人文学部社会学科を卒業。安藤通男と結婚後、夫の故郷長野県上田市に移り住み、夫と安藤造園を立ち上げて、経営するかたわら山歩きに熱中する。造園デザイナー
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