内容説明
農薬が毒物であることを忘れ、製造・使用に奔走した日本の半世紀を検証。農民の被害と消費者の健康問題、輸入農産物の安全性、環境ホルモン作用などを考察する。
目次
第1章 今なお続く農薬事故死
第2章 消費者と慢性毒性
第3章 農産物の輸入と安全性
第4章 農薬による環境汚染
第5章 環境ホルモンとしての農薬
著者等紹介
中南元[ナカミナミゲン]
1929年大阪に生まれる。1952年大阪大学理学部化学科卒業。70年代の初め頃まで合成化学の分野で研究。その後環境問題に転じ、市民と共に歩む科学を目指し、農薬ニッソールによる中毒死の解明、農薬CNPによる水汚染の調査、京阪神地方の水道と河川等の水質調査、ニホンザルの四肢奇形の原因究明などを手掛ける。同大学助手、講師を経て、1988年に退職、(医)南労会環境監視研究所に転じ、より自由な立場で研究を続行。輸入食品の残留農薬の調査、ゴルフ場と廃棄物処分場による周辺環境の汚染調査などを実施。1997年退職
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