内容説明
クルマは私たちの暮らしに著しい豊かさ、快適さ、選択の自由をもたらした。しかしその裏で大気汚染や交通事故、エネルギー問題などを起こしている。21世紀のできるだけ早い時期に方向を転換しないとこれらのマイナス面が復元不可能なレベルに達すると懸念されている。これまでクルマ問題や交通の分野で論陣をはってきた著者が、新たな視点と考察を加えて脱クルマの道を探る力作。
目次
第1章 地球はクルマに耐えられるか
第2章 だれがトラックを走らせているか
第3章 安全と環境の倫理
第4章 消費のハイウェイから人間の道へ
第5章 クルマと市民運動