内容説明
Eiffelは、大規模で高品質なオブジェクト指向ソフトウェアシステムを構築するための適切なパラダイムを提供し、また習得がきわめて容易な言語である。本書は、Eiffel開発者にとってのGoFの手引きとして使うことができるが、むしろデザインパターンの概念から多くの利益を得たいと考えている一般的な人々にとって役に立つものである。
目次
第1部 ソフトウェア工学におけるデザインパターン(ソフトウェア工学からの視点;契約を用いたオブジェクト指向設計)
第2部 GoFのデザインパターンと契約(生成に関するパターン;構造に関するパターン;振る舞いに関するパターン)
第3部 デザインパターンに基づいた契約(ソフトウェア構成管理への応用;ユーザインタフェース構築のためのパターンの結合)
付録(用語解説;デザインパターンおよび「契約による設計」に関する参考資料 ほか)
著者等紹介
ジェゼケル,ジャン=マルク[ジェゼケル,ジャンマルク][J´ez´equel,Jean‐Marc]
フランスのIrisa Lab for the Centre National de la Recherche Scientifiqueのリサーチマネジャー。専門は、ソフトウェア工学、通信・分散コンピューティングのオブジェクト指向技術応用など
トラン,ミシェル[トラン,ミシェル][Train,Michel]
フランスのLucent社(Rennes)のソフトウェアアーキテクチャチームに所属し、パターンやオブジェクト指向技術をベースにしたスイッチの設計を担当。その前のTranpac社では、ネットワーク管理ソフトウェアやそれに関連する人工知能の応用に従事。France Telecom社では、ユーザインタフェースソフトウェア設計に携わっていた
ミンギンズ,クリスティン[ミンギンズ,クリスティン][Mingins,Christine]
Monash Universityの情報技術学部(オーストラリア)で教鞭をとる。大学でオブジェクト指向方法論を教えている。ソフトウェアメトリクス、コンポーネント再利用、IT教育、分析・設計メソッドなど、研究対象は広い。TOOLS Pacificの議長で、Trusted Components Initiativeの立ち上げに貢献
原隆文[ハラタカフミ]
1965年長野県に生まれる。マニュアル翻訳会社、ソフトウェア開発会社を経て、現在、フリーのプログラマ。C言語、Java、SQLなどを使ったソフトウェア開発が専門
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。