内容説明
日中戦争で捕虜になった一兵士が、やがて反戦に立ちあがっていく実録。日本軍の侵略戦争に気づき、八路軍とともに日本兵に停戦・平和を呼びかけつづける。
目次
1話 新兵と生い立ち
2話 敵軍に囲まれて
3話 捕虜を優遇
4話 真理を求め学校へ
5話 友軍(日本軍)に反戦よびかけ
6話 終戦日を迎えて、喜びと悲しみ
著者等紹介
太田隆司[オオタタカシ]
1914年3月30日生まれ。1928年3月、大津村尋高小学校高等科卒業。1928年家業の農事手伝いのかたわら、村の夜間農業補習学校に通う。村の青年訓練所にて、毎日曜日軍事訓練を受ける。1931年4月、自村の農業協同組合に就職。1935年4月、静岡日本通運株式会社に就職。1938年9月、応召、入隊する。同年12月、中国戦地へ派遣される。1940年8月、戦闘により中隊全滅。負傷し捕虜となる。1947年3月、内地帰国。1947年12月、東海パルプ株式会社に就職。1969年3月、同社定年退職。1971年6月、下関マリンランド会社に就職。1979年3月、同社定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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