内容説明
カエサルの名文句『賽は投げられた』という後戻りのできない真情を、著者・白木よう一は主人公の憲三に投影した。それは労働組合結成という信念に突き進む、新たな改革でもあった。反戦、思い出、思想を小説・詩・旅紀行に綴った一冊。
目次
1章 掌編小説(彼らのルビコン川;花のもとにて;成就せぬもの ほか)
2章 詩(あなたは逝って;一つの時代が;こうして新しい年が ほか)
3章 紀行(江南紀行)(日本列島を見下ろしながら;建設中の高速道路;李白と鉄と開発の町・馬鞍山 ほか)
著者等紹介
白木よう一[シラキヨウイチ]
白木洋一。1935年、愛知県名古屋市生まれ。1959年、早稲田大学政治経済学部卒。同年、服部時計店入社、1994年に服部セイコー退社。この間、労働組合結成に参加。初代書記長他、役員を歴任。上部団体の総評全国一般・東京地本中執、中央区労協役員なども歴任。日本民主主義文学会東葛支部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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