内容説明
古代西洋より伝わったとされる対称美の分析―黄金比。しかし、本書では葛飾北斎、歌川広重など偉大な日本の先人たちはすでに、黄金比を会得していたことを証明しています。なぜ、北斎がすばらしいのか?なぜ、俳句は5・7・5なのか?富士山はどの角度から眺めるのが一番美しいのか?すべては黄金比(好感数)を使い、美の世界を数値化することで見える新たな世界。初めて黄金比を用い、実例を分析した本書は日本初の試み。
目次
1章 好感数の計測実証例(好感数の発見と推理;平安京内骨格区画構成の発見と推理;庭園池の発見と推理;寺社建築物の発見と推理;石構造物;俳句;絵画;富士山;顔)
2章 理屈(点と線の意味;好感数の成立意味と地位;好感数の形態と意味;好感数と小作人先頭庭師とによる池の地割;洋風画にも和風好感数の構図構成;パルノン神殿;クフ王ピラミッド;通視距離と見える高さ;直線の長短、凹凸錯覚視の理屈と好感数との組合せ(好感数幾何図))
3章 まとめ、付録(まとめ;付録)
著者等紹介
渡邊清[ワタナベキヨシ]
1931年6月15日生まれ。1956年日本大学理工学部土木科卒。防衛庁陸上幕僚監部施設課研究班長。防衛庁陸上幕僚監部調査部地誌班長。防衛大学校地形学教授など教授歴任。日本書道普及連盟「師範」、俳画(句)歴30年。ボランティアで池袋にて俳画教室を指導中。現在は「地政学ゲオポリティク」を自宅研究中。キャッツ株式会社顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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