内容説明
職場や国会で活躍した著者元参議院議員山中郁子(本名)の“ほんとうは面白い世界の文学”。宮本百合子は旧ソ連をどう見ていたか、ジイドと対比する初評論を掲載。70人以上の作家たちを茶の間に招き入れる名作道案内。
目次
第1部 人生を映す世界の名作(トルストイ「復活」;森鴎外「雁」 ほか)
第2部 小説のなかの夫婦たち(宮本百合子「杉垣」;大江健三郎「新しい人よ眼ざめよ」 ほか)
第3部 小説にみるたたかいの姿(窪田精「海と起重機」;及川和男「森が動く時」 ほか)
第4部 本と作家と(戸石泰一「青い波がくずれる」;山本薩夫「私の映画人生」 ほか)
第5部 宮本百合子に魅せられて(女性の自立と解放;映画「宮本百合子」 ほか)
著者等紹介
秋元有子[アキモトユウコ]
本名山中郁子(やまなかいくこ)。1932年東京に生まれる。1952年~1970年電電公社(現在のNTT)勤務。1955年早稲田大学第二文学部卒業。1964年まで全電通中央委員・関東地方委員、東京市外電話支部書記長などを歴任。1970年~1994年日本共産党中央委員会で活動、この間(1974年~1992年)参議院議員を三期つとめる。「日本民主主義文学同盟」同盟員
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