内容説明
癌病棟を退院した次子を待っていたのは退職勧告だった。旧態依然の“男社会”―民間放送局で働く次子は、孤立無援のピンチ。仕事をとりあげ、職場ぐるみで「やめろ、やめろ」の大合唱。ふんばる次子に手をさしのべたのは、女性記者がリーダーの労組女性部だった。表題作「女たちの時間」と、ダイオキシン排出を悩むごみ焼却場の労働者に取材した「男たちの暦」、いずれも今を映し出したタイムリーな力作。
癌病棟を退院した次子を待っていたのは退職勧告だった。旧態依然の“男社会”―民間放送局で働く次子は、孤立無援のピンチ。仕事をとりあげ、職場ぐるみで「やめろ、やめろ」の大合唱。ふんばる次子に手をさしのべたのは、女性記者がリーダーの労組女性部だった。表題作「女たちの時間」と、ダイオキシン排出を悩むごみ焼却場の労働者に取材した「男たちの暦」、いずれも今を映し出したタイムリーな力作。