出版社内容情報
保育とは、子どもとともに、だれも予想しなかった小さな未来をつくっていくこと。計画通りいかなくてあたりまえ。では、保育者の「子ども理解」はどうあったらいいのか。「主体性」「環境」「あそび」の3つの視点から、明日の保育がたのしみになる秘訣を探る。前作『保育的発達論のはじまり』の読者からもっとも多く寄せられる問い、「子どもの主体性を大切にする保育とは何か?」へ応答。
【目次】
1章 関係のなかの保育、関係のなかの子ども
1 保育はどこにあるか
2 保育者とはだれのことか
3 関係を生きる子ども
2章 「主体性」の落とし穴
1 実践を言語化することのむずかしさ
2 優等生的な「主体性」にご用心
3 おちいりやすい考え方
3章 「主体性」の関係論――「つながり」を読みとく
1 「主体性」をとらえ直す
2 さまざまな「つながり」
3 いわゆる設定保育(課業)の考え方
4章 ゆらぎのなかの「子ども理解」
1 「関係の状態」にかかわる保育者
2 「待つ」ことと言葉主義の保育
3 寄り添いと寄り添いすぎのあいだ
5章 保育実践の役割としての「つながり」の豊富化
1 人間関係フィルター
2 対象をよく理解すること
3 ニュージーランド見聞録
6章 ぼっこと子どものエコロジー
1 生きとし生ける「もの」たち
2 園庭をさまようぼっこ
3 もうひとつの「ものがたり」
7章 いきものとしての環境
1 「環境を通した保育」とはなんだろうか
2 保育環境への視点をふくらませる
3 「時間」を環境として考えること
8章 保育のなかのハタ的なるもの
1 環境のあそび
2 偶然を意図する時代
3 テント越しの学び
9章 環境としての年齢――異年齢保育が問いかけていること
1 「年齢」を問う
2 異年齢の世界とまなざしの転換
3 偶然を呼び込む実践
10章 やすむこととあそぶこと
1 寝床と子ども
2 〝タメの論理〟をこえて
3 「逃げられない社会」だからこそ
11章 あそびの論理、あそびの倫理
1 あそびにおける「必要」とは
2 〈ゆとり-のり〉複合体
3 ギリギリラインの共同探求者



