内容説明
あたりまえの日常を丁寧におくる。幼い子どもたちを育てるものは教育の意図性より暮らしの必然性ではないか?
目次
異年齢保育新段階―安心感を土台にした“おうち”モデルの「暮らしの保育」
1 「暮らしの保育」の風景(台所と食卓を暮らしの真ん中に―三島奈緒子実践(きたの保育園)から
暮らしとしての「季節と天気」「ご近所」、人間模様としての「1歳児」―石坂聖子実践(ひまわり保育園)から)
2 「暮らしの保育」の子どもの育ちと大人のまなざし(「子ども理解」から「子どもへのまなざし」へ―子どもは理解の対象でしょうか?;発達論的「理解」から実感的「理解」へ―子どもは手持ちの力で今を精一杯生きている;変化する大人のまなざし―「知る」「気にかける」「拾う」「距離感」)
3 「暮らしの保育」の構えと振る舞い(育ちの基盤としての「形成」;大人の構えと振る舞い―「願いをいったん横に置く」「重ねる、半身で暮らす」;大人同士の付き合いとコミュニティ―暮らしの保育に「先生」はいません;過疎地の小規模・異年齢保育の魅力―地域も元気にする「屋根のない保育園」)
「暮らしの保育」―まとめと検討課題
寄稿1 「暮らしの保育」の夜明け(小山逸子)
寄稿2 異年齢保育の背景と年齢別保育との関連(渡邉保博)
著者等紹介
宮里六郎[ミヤサトロクロウ]
1955年、鹿児島県種子島生まれ。中央大学文学部教育学科卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。2020年熊本学園大学社会福祉学部子ども家庭福祉学科退職、現在熊本学園大学名誉教授。専門:保育学。熊本異年齢保育研究会代表、全国保育問題研究会異年齢保育分科会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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