内容説明
子ども自身にどんな喜びがめばえ、どんな希望がひらかれるかに焦点をあてて発達の道筋を描き出し、「できる・できない」にとらわれない保育の内容と課題を提案。魅力あふれる多様な実践を、子どもと保育者、子ども同士の対話とともに、保育者の喜びや失敗・葛藤に至るまで生きいきと再現。計画づくり・日々の記録・園ぐるみのふり返り・保護者との対話など、「子どもとつくる保育」に挑戦する保育者たちの営みを丸ごと公開。子どもの姿が目に浮かぶエピソードや写真のほか、生活づくり・造形活動・環境設定・おすすめ絵本など、現場目線のコラムも豊富に収録。
目次
第1部 5歳児の発達と保育の課題(仲間とともに夢を描き、未来をつくりだす子どもたち―5歳児に育つ3つの力;「参画する主体」を育てる保育とは―時代が求める5歳児保育の3つの課題;5歳児クラスで立ち上げるプロジェクト・協同的活動―子どもが「参画する保育」を実現する3つのポイント)
第2部 5歳児クラスの実践の展開(子どもの心の動きに合わせて保育をつくる―愛知・のぎく保育園;自分たちの生活を自分たちでつくる―愛知・こすもす保育園;探検に目覚めた子どもたち―東京・荻窪北保育園)
第3部 5歳児クラスの保育をデザインする―「子どもとつくる保育」を探究する園文化(5歳児の仲間関係の育ちを子どもの側からとらえ直す―愛知・のぎく保育園;5歳児のまなざしはどう深まり広がるのか―愛知・こすもす保育園;保育者も安心して探検できる園文化を育む―東京・荻窪北保育園)
著者等紹介
加藤繁美[カトウシゲミ]
1954年広島県生まれ。山梨大学大学院教育学研究科教授
山本理絵[ヤマモトリエ]
1961年大分県生まれ。愛知県立大学教育福祉学部教授。保育場面を観察したり、保育者とともに保育実践の検討を行ったりしながら、保育方法を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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