目次
１章 たのしい寄り道（親子で放浪；子どもの幸せ；路地の遊び）
２章 どぶ川のぬくもり（いのちの重さ；どぶ川界隈；ひとの風景）
３章 はぐくむいのち（輝く瞳たち；少女のなみだ；ねじりのハチマキ；風に誘われ）
４章 教室のあかり（春；夏；秋；冬）
著者等紹介
松崎運之助［マツザキミチノスケ］
１９４５年中国東北部（旧満州）生まれ。中学卒業後、三菱長崎造船技術学校、長崎市立高校（定時制）を経て、明治大学第二文学部を卒業。江戸川区立小松川第二中学校夜間部、足立区立足立第九中学校勤務を経て、足立区立第四中学校夜間部勤務。２００６年定年をもって退職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
22
松崎先生の本は、映画にもなった夜間中学のドラマが満載。この本は珍しく、自伝から始まる。「満州」から引き揚げて、日本各地を転々とする少年時代。そして働きながら夜間の大学に通い、教育実習で夜間中学と出会う。以後数十年。後半はもちろん、夜の学校での個性あふれる生徒さんとのふれあいやぶつかり合い。想像を絶する苦難の果てに見せるやさしさは、幸せって何だろうと考えさせてくれる。2016/12/28
