内容説明
こどもにとって本を読んだり、読んでもらったりすることにはどんな意味があるのだろう。児童書専門店という、こどもと本の最前線で四半世紀を歩んできて、今改めて“こどもにとっての本”をふりかえって考える機会に恵まれた。“こどもにとっての本”を整理するにあたって、実際にあった出来事をつないで考えるという方法をとった。幸い、一五年以上発行し続けてきた月刊情報紙『よもよもつうしん』には、おとなが目撃した、たくさんのこどもと本とのエピソードが寄せられている。また、こども自身が自分の意思で書いてくれた本への思いもある。それらをベースに、なんでもない会話の中からこぼれて出てきたものも織りまぜて編んでみた。
目次
第1章 こどもといっしよに本を開く(いっしょに本を楽しめるのはいつ頃から?;おとなもいっしに楽しめる、こどもの本 ほか)
第2章 こどもの“楽しみ方”を楽しむ(0歳の赤ちゃんも一人前の読者;0歳の赤ちゃん、それぞれの個性的な楽しみ方 ほか)
第3章 もりおとさんたの読書日記(もりおくんとさんたくん;もりおの読書日記 ほか)
第4章 こどもの本をめぐって(赤ちゃんが生まれたら“ブックスタート”!;家庭はこどもが本を読む力を育むベース ほか)
著者等紹介
吹田恭子[スイタキョウコ]
1948年、香川県生まれ。京都府立大学女子短期大学部国語学科卒業。出版社勤務、京都市学童保育所指導員を経て、1975年、夫とともに児童書専門店きりん館を開く。幼稚園、保育園、学校などで、こどもにとっての本という視点から講演することも多い。30代を頭に三人の娘がいる
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