内容説明
本書は、子どもの権利条約の精神にたち、先人のあそびの実践記録に学び、それを素材にして実践を進めるうえでの基本的な視点を理論的にまとめたものである。
目次
序 保育におけるあそびの位置
1 あそびの意義
2 子どもの発達とあそびの発展過程
3 あそびの指導
4 あそびの展開の場面での指導のいくつかのこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
1
1999年7月14日発行(初版)。保育士資格保有者に特例で幼稚園教諭免許を与えるという「規制緩和」。これを利用して免許取得のため、通信制大学で勉強中。「あそび」を担当する講師の著書。聴講しネットで注文(古書)した。『図解子どものあそび幼児編』によると630もの遊びがあるとか。やや古いが、保育実践記録を引用しながら、あそびの「指導」について具体的に述べられている。最後の著者の子供時代の遊びの話や、名古屋大学・大学院での「保育の歴史的考察」研究から、現場に通いながらの保育研究への話も面白かった。2022/08/06