内容説明
ここ数年「気になる子ども」の姿が目立つ。そうした問題をまずどう考えたらいいのかを明らかにし、個別の対症療法でなく、年齢に即した自我の形成と保育実践のあり方をわかりやすく解説する。
目次
1 人とのかかわりで「気になる」子をどうみるか(子どもたちの苦悩に保育実践はどう向き合っていけばいいのか)
2 大人‐子ども関係を安定させる―人に「愛されること」の心地よさ(孤立しがちなおかあさんを支えて―保育園大好きのCちゃんの笑顔がうれしくて;もう一回のキャンプ―大人への安心感・信頼感を育てる ほか)
3 自我をぶつけあう・みとめあう―葛藤と共感をくぐる心地よさ(へりくつとおしゃべりの効用;「なかまに入れて!」 ほか)
4 ドラマが心をひとつにする―ワクワク・ドキドキする心地よさ(「みそっかす」みずき君の脱皮―ふざけ仲間と集団あそび;もうひとりの自分と対決する―劇づくりの魔訶不思議 ほか)