内容説明
没落した名家の令息・千郁は亡き母の面影を追い求める愛人・蓮見との隷属的な情事に身を委ね続けてきた。絶望感にさいなまれるなかで、彼の前に現れたのは十年前に突然姿を消した義兄の史城だった…。他に、財閥の御曹司が金で買った少年と倒錯的な愛に陥る「NAKID COLOR」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
熾水ルカ
1
実家から引っ張り出してきて10年以上ぶりの再読。今はこういう形態で単行本になることがないから、何といえばいいのか解らないけど、AVの企画モノのようなものかな。テーマに沿った話が別の作家2人によって書かれているオムニバス…であってるのかな?話自体も最近の恋愛を主軸に据えているBLとはノリも違う。まさにヤマもなければオチもない。いきなり愛人だったり奴隷だったり、現代社会で男妾生活から解放されずにいることに諦めているっつーか、とにかく色々不自然だった。鈴木あみさん、この頃はこういう話多かったなぁ2014/01/31