内容説明
陽帝国により統一された人類は、30世紀過ぎ、物理法則を越えた遷光機関によって深宇宙へと進出する。その矢先、アルデバランの植民コロニーで発生した生物災害を鎮圧すべく、特殊部隊クラフティ四番艦が派遣される。超空間を導く航宙士スウェーデンボルグと女性科学者イシスヴェールは、二億人が恐怖死した中、一人眠りつづける少女ウーシアと遭遇するのだが…。気鋭が描くコズミックホラーSF。
著者等紹介
伏見健二[フシミケンジ]
1968年、東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。小説家、評論家、ゲームデザイナーとして幅広い執筆活動を行う。クトゥルー神話をモチーフにした青春小説「セレファイス」「ハスタール」の連作が注目を受ける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
2
【発掘再読(?)】実際最後まで読んだか途中で投げ出したか記憶に無い。読んでも蘇らず。何年か後に再発掘しても同じ結果になりそう。複雑なSF設定でその説明的な部分が多く物語としての側面が頭に入りにくい。自分の肌には合わない本だった2014/06/10
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2
**ネタバレ**純粋なSFとクトゥルー神話との融合を図るという野心的な試みが私のツボにジャストミートした作品。SFファンを納得させるために 舞台設定やその他の細部に至るまで丁寧に描かれている一方、少々冗長で中弛みしたり、唐突に邪神という単語が出てきたりと、ホラーファンを納得させる事に成功しているかどうかは、私には少々ひっかかる部分もあって必ずしも納得できたわけではない。しかし、それを差し引いてもクトゥルー作品にとって最も重要な"恐怖"という感情に対して面白いアプローチをしているな、と大変楽しめました。2012/04/17
スズツキ
1
『今日の早川さん』の富士見さんが好きなら読むしかない、と思ったけど一般的にはあまり読まれてないのね。コズミックホラーというとおり「いあ!」要素満載。作品としては普通かなー。2011/08/12
DWAT
0
和製クトゥルーもの いろいろなアイデアが詰め込まれていて面白かった2007/10/29