ハルキ文庫<br> ラクトバチルス・メデューサ

ハルキ文庫
ラクトバチルス・メデューサ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784894567757
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

フィルス乳業の研究員が自殺した。遺書に「野に放たれしメデューサの群れに釈尊の導きあらんことを」という謎めいた言葉を残して。直後、奥飛騨地方に奇怪な症状の患者が続出する。ある者は内臓が、ある者は性器が、そしてある者は全身が石化してしまうのだ!鍵はフィルス乳業の新乳酸菌飲料に使用されている「メデューサ乳酸菌」にあると見られたが…。バイオテクノロジーの禁断の領域に鋭く迫る、期待の新人が放つ医学パニックSF。

著者等紹介

武森斎市[タケモリサイチ]
1956年大阪生まれ。医学博士。1982年京都府立医科大学卒業、1990年同大学院卒業。現在内科開業医。本作品によりデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

叡福寺清子

0
筆者が医療関係者ってことで普段から不満を感じていた(であろう) 新薬認可や日本の医療制度の現状を詳らかにした点では多いに評価したい. その反面,専門家ゆえに説明が詳細(特に遺伝学的知見)すぎたのでは. 生物学科出身の私でもそう感じるんだからなぁ. 甲斐君の振れ方もちょっとお,おぅだった. けど祈ちゃんがとてもとても心に沁みた. 後半の読経シーンは軽く泣いたくらいに. そして,オヂさんは安心したよ. 祈ちゃんみたいないい子が不幸になっちゃダメだよね,やっぱり. 2016/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/299260
  • ご注意事項