内容説明
祭りの夜の留守番、裏路地の影、深夜の電話、風呂場からの呼び声、エレベータの同乗者、腐臭のする廃屋、ある儀式を必要とする劇場、墓地を飲み込んだマンション、貰った人形…。ある人は平然と、ある人は背後を頻りに気にしながら、「実は…」と口を開いてくれた。その実話を、恐怖体験コレクターの著者が厳選。日常の虚を突くような生の人間が味わった恐怖譚の数々を、存分にご賞味いただきたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
101
怖い本では無かった。youtubeまとめにありがちな、ちょっと不思議な体験集。取材でまとめた体験談という体裁の創作集。2~3ページで一話なのでちょっと短すぎ、人物にのめりこむ暇がない。2024/07/17
ゆみきーにゃ
39
《購入》やっぱり平山さんは面白い!2014/05/05
Bugsy Malone
32
超短編の実話恐怖譚。著者自身の体験談もあり、じわじわ来る怖さがある。ただ平山さんの他の著作と比べると、少々拍子抜けの感が。2015/06/14
tomi
24
ショートショートの「実話怪談」50篇。半月ぐらい掛けてチマチマ読んだ。語り手が知人から聞いた話という体裁で、心霊体験や不思議な体験が語られている。30年以上前の作品で古めかしさもあり、平山さんにしてはさほど怖さはない。さっと読めるので、ちょっとした暇つぶしには最適。2025/03/04
NAO
19
おみぐじ嫌いはある意味すごい。あとタクシーとフリマのものは買いません2019/04/26