内容説明
怒りの日が二日後に迫る日本にWORMは、新たな禍を送り込んだ。破壊の魔術師ハーバート・ロング・ナイトが、息子レイとともに来日したのだ。二人を待ち受けるのは、双子の魔術戦士ジャック&ジル。だが、大暗黒界より帰還したハパイ・カンと新たな黒魔術師が加わり、窮地に陥る兄妹。志門聖司の救出は間に合うのか?魔術戦士たちは、迫り来る“星辰の声”を阻止できるのか?激動のシリーズ第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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**ネタバレ**該博な知識に裏打ちされた設定が素晴らしい。何より特筆すべきは、ご都合主義が一切ない。大暗黒界(クリフォト)より蘇った邪術師ハパイ・カン。蘇った敵が再登場しても、それを一蹴する強さを主人公が見せつける事で主人公の成長振りを可視化する手法は良くあるが、この著者はそんな安易な方法は使わない。ひたすらリアリティーに徹するストーリーラインで"死"すら克服する敵がどれほど恐ろしいかが描かれている。また本巻では、敵の野望は果され、志門たちは窮地に立たされる。ますます緊迫感が増す今後の展開から目が離せない2012/03/30