内容説明
ここ、サモワール星域ではテクス人によるホモス人支配が徹底していた。母の死の真相究明に乗り出さないテクスの警官を殺害してしまったホモスの少年・タケルは逃亡中、謎の老人・ヨブに助けられる。二人は犯罪記録を抹消するため司法衛星へ潜入するが、そこで神経拷問を受ける美少女・ミカラを救出する。テクスへの反体制活動家であるミカラとともに、タケルとヨブもホモス独立への闘いに身を投じるのだが…。“宇宙史シリーズ”第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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70年代末にソノラマ文庫から刊行された、全5巻から成るジュヴナイルSF作品。少年少女が戦いへ身を投ずる正統派のスペースオペラながら、今読んでも結構面白い。「宇宙船の数々の計器類の中に、無意味な数字が並んでいるメーターが必ず一個あるが、誰もその存在理由を知らない。動きも気まぐれなのだが、必ずなければならないとされている。」という<無意味メーター>のくだりが印象に残る。未知の計器が無駄に沢山並んでいる様に無性にロマンをおぼえるのはオトコノコの性だが、このくだりは心なしかそれをほのめかしているようにも思える。2012/06/09
とよぽ
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中学生の頃コーフンして読んだシリーズです。大好きでした。娘に勧めたら娘も大ファンに。