内容説明
かつて存在した太陽系第五惑星「アイララ」。ある日突然消滅したこの星は、いつか再び訪れる復活の時を期して、太陽系の他惑星に、隕石としてふりそそいでいた。だが、アイララ文明の再来は同時に、地球文明にとっておそるべき事態の到来を意味するものだったのだ!時空を超えて繰り広げられる、壮大な“滅亡の文明史”を描く宇宙叙事詩。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
5
最初は上巻を引き継ぐように、近未来の地球(それともこことは違った次元の地球?)でのエピソードが語られ、そこにアイララとの関連が現れる形だが、最後の100ページは仰天。いっきに空間的・時間的なスケールは巨大なものとなり、哲学的な思索も織り交ぜながら展開。独自の文字構成も効果的に使い、一気に読者を神の視点まで高める筆力に舌を巻いてしまった。傑作です。 2012/05/06
うめ
1
本であって本ではない。この行間の使い方が好き。
佐藤司
0
さすがに古すぎる。これがSFマガジンに連載されていた頃なら連作として楽しんで読めたかもしれないけど。あと、普通の版組みの部分でもなぜかリズムに乗れずとても読みにくい文章だった。光瀬龍ってこんなに読みにくい文章だったけなぁ。2012/07/23
iw
0
まぁまぁ。タイトルから、何となく、幻想的な世界を予想していたけど、真逆のゴツゴツした話だった。2025/03/17