内容説明
処女作の小説が売れまくり、大金を手にした“ぼく”こと海藤正夫は、日々夜の街を徘徊し、酒を飲み、女を口説きまくった。「なぜ小説を書いたのか」という問いに対して当たり前のように「金のため」と答える“ぼく”。やがて人生「最良」の日々は、無尽蔵と思えた大金とともに消える。どん底の生活の中で、再び作家としての自分の存在意義を考え、思い、悩みつくした果てに“ぼく”が見たものは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
25
好きでもない女にパジャマを縫ってもらうのと、好きでもない女から5万円のパジャマを贈られるのと、どっちがうれしい?女が支払った5万円はパジャマを受け取った男にとっても5万円だけど、女が一針一針にこめた愛情は受けとる男によってはゼロの価値になる場合がある。ゆえに結論としては、愛情は5万円に劣るんだよ。まちがってる?こんな話じゃないけど、こんな風な話。2015/07/28
ソラ
5
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 処女作の小説が売れまくり、大金を手にした“ぼく”こと海藤正夫は、日々夜の街を徘徊し、酒を飲み、女を口説きまくった。「なぜ小説を書いたのか」という問いに対して当たり前のように「金のため」と答える“ぼく”。やがて人生「最良」の日々は、無尽蔵と思えた大金とともに消える。どん底の生活の中で、再び作家としての自分の存在意義を考え、思い、悩みつくした果てに“ぼく”が見たものは…。 2008/10/27
Hiromi Yajima
1
途中「中島らも?」って思いました~(笑)2023/11/23
shizuka
1
こんな小説の形態があるんだ。こんな小説の読ませ方があるんだ!と、うなった。デビュー作が大ヒットした新人作家が主人公なのだが、「なぜ小説を書くのか」という章の主人公の講演録は、佐藤正午自身が投影されているのではと、3回読んだ。「死ぬ前にいちばんしたいこと」は、転落一途を辿っている主人公が、死ぬ前にしたいことはなにか自問自答をしている章なのだが、ぐるぐるとたたみみかけるように息つく暇のないくらい書き込まれたそのラストに、改行もせずにその勢いのまま「小説が読みたい。」とあったのが、何とも言えず印象的だった。2016/10/04
りょうさだ
0
実家に預かってもらっていた学生時代に買って読んだ本。佐藤正午氏の作品は、ほとんど読んだ記憶があります。なつかしく一気に読みました。明日からは、「彼女について知ることのすべて」を読み始めます。2012/04/25
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