ハルキ文庫<br> 神南署安積班

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ハルキ文庫
神南署安積班

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784894563490
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄とする警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、信じられない噂が流れた。交通課の速水警部補が、援助交際をしているというのだ。記者の中には、真相を探ろうとするものも現れ、署内には不穏な空気が―。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが…。警察官としての生き様を描く『噂』他、8編を収録。大好評安積警部補シリーズ待望の文庫化。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

154
推理よりも温かな人間ドラマが心を熱く揺さぶる人情警察小説短編集。『スカウト』暴力沙汰の若者を一瞬で更生させる安積と速水。『噂』交通課・速水警部補の援交疑惑の真相。『夜回り』黒木刑事を誘惑する美人女記者だったが。『自首』七十過ぎの婆さんが殺人事件に自首して来る。『刑事部屋の容疑者たち』安積が部下達を取り調べる心温まる話。『異動』功を焦る桜井刑事の危機一髪事件の顛末。『ツキ』持っている男・須田部長刑事のお手柄。『部下』村雨部長刑事が若い桜井刑事の成長を喜ぶ。『シンボル』安積係長をシンボルと称賛する須田の慧眼。2018/07/05

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

77
(2025-57)安積警部補シリーズの短編集。臨海署が縮小されて、原宿に新設された神南署に移った安積班。原宿で起こる様々な事件に向き合う。実際こんな事はないだろうけど、主要メンバーが揃ってお引越し。第一話「スカウト」交通課の速水が見込んでスカウトした田所は何年かしたら、本作に新メンバーとして登場するのだろうか?第五話「刑事部屋の容疑者たち」こういうほっこりした話、良いなあ。安積さん、部下に愛されているんだなぁ。★★★+ https://bookmeter.com/communities/3381792025/04/19

KAZOO

74
安積班、神南署での最後の短編集です。9つの短篇が収められていて結構さまざまな話があり楽しめました。速水の援助交際の話や、安積の娘の誕生日の話など短いけれどうまくまとめています。また湾岸ベイエリアに戻る話になっています。2015/03/31

アッシュ姉

73
神南署シリーズラストは短編集。ふは~楽しかった!面白かった!安積班メンバーと取り巻きの面々の魅力がたっぷり詰まった一冊。隠蔽捜査シリーズでも感じたけど、今野さんは短編も巧い。読後感も爽快で満足度高し!次はいよいよ、再開した臨海署へ。引き続き、追いかけます。2016/12/16

どんちん

71
これ短編だったんだ。速水ファンとしては、速水事案が続けて登場したので、それだけでOKだw 臨海署復活を背景に事件をツマとして盛り上がってくるが、是非とも速水も引っ張ってほしい。なんといってもベリエリアのシンポルツートップなのだからね。短編としてよくある登場人物のキャラを深堀りした展開だが、ドップリとキャラ説明というわけでなく、それぞれの事件を通じてさり気なくクローズアップしているところがいい。安曇の対村雨シンキング?は相変わらずだが、それも設定としたい。そこだけが安積キャラのいただけないところだから。2014/09/03

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