内容説明
安政七年。沖田総司は身体をこわし、病床にふせていた。母親のように看病する土方歳三。だが、井伊大老が暗殺され、激動の幕末の中で、一人苛立ち悩む土方の姿に、何の野心も持たない総司は、ただその気持ちを想像するしかなかった。そんなある日、斎藤一が、自分はこれから先のことを知らせる夢を見ると、総司に告白する。そして、総司のうしろに、竜の気を見たことがあるというのだが…。
感想・レビュー
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☆CHIKO
2
夢幻公子、夢幻神将・・・ここでの沖田総司の謎が少し解けてきた。幾つもの転生を重ねてきた総司は、あるときは神話の世界の神だったり、歴史上の人物だったり・・・。それって、魔界水滸伝に通じるものがあるな・・・もしかして、関連しているの?だとしたら、まさか総司は多一郎様?キャラ違いすぎ~。そして、斎藤一との関わりもぐっと深くなってきた。彼は公子を守る夢幻戦士なのだそうです。そして、自分も時々考えるが、何が現で何が夢なのか・・・今いる自分は本当は夢の中で、何処かの夢が本当は現なのかも・・・と。そんな巻でした。2010/12/24
二分五厘
0
1998.12.10
凌
0
☆☆2003/12/07