内容説明
本書は純然たるエッセイなので、「新憲法宣言」などと大上段にかまえると、はなはだ面はゆいのでありますが、気分としては、かつての明治時代に自由民権主義者たちが起草した「憲法私案」に近いものがあります。世の中をしっかり見つめ、ビンボー人が楽しく暮らせる世の中をつくりたい―それが、この新憲法宣言です。
目次
第1章 『国家とゼニ』―借金のない国をつくろう!(「民主主義は平等の世の中」やて?ええ加減にそんな嘘っぱちはやめようや;平等な世の中にするために“公”の僕たる公務員も、給料一律カットにリストラや! ほか)
第2章 『領土と国民』―土地は国有化すべし!(五十坪の庭付き一戸建ての家賃が月二万円!土地はすべて国有化するのがいちばん平等やで;ゼニがあるからこそ「革命的な」発言もできる。僕はいま日本でいちばん良心的な大家やで! ほか)
第3章 『生活と経済』―安心して暮らせる国づくり(日本をどうするかは、国民が決めることや。アホな国民にはアホな国しかつくれない!;イザというときは食べ物や。食糧自給率を高めな、ほんまに日本は滅びてしまうかもしれん! ほか)
第4章 『福祉と教育』―学校では哲学と手形を教えよ(福祉と教育充実のために、公共事業と自衛隊は全廃せよ!聞いてまっか、横山ノックはん;サインをネタに保険の勧誘にきたオバハン、他人のことより自分のことを心配したらどうや? ほか)
第5章 『政治と選挙』―主役は労働者のみなさんや!(政府は本気で国家公務員を削減したれよ。いまの半分もおったら十分とちゃいまっか?;漢字もまともに読めん政治家がおるんやて!?議員数も大リストラで、半分に減らしたれ! ほか)