内容説明
絵本作家・そらが案内する、おいしくて楽しい一人旅。そこには、北海道の食と人、そして、それらを育くむ原風景が広がっていました。HBC製作番組「Eatrip 北海道・おいしい一人旅」の書籍化。
目次
種蒔きの季節―空知 美唄・三笠・栗山・長沼・由仁・岩見沢
初夏の日本海の町1 小樽・余市
初夏の日本海の町2 留萌・増毛
花咲き実る場所へ 旭川・置戸・北見
晩夏の十勝・北海道の食料庫へ 中札内・帯広・池田
秋のオホーツク 遠軽・北見
歴史とロマンチックに包まれて 江差・函館
川の恵みは山の恵み むかわ・占冠
晩秋の空知 美唄・砂川・浦臼・滝川
最果ての地を旅する 別海・根室
いのちが寝静まる季節を旅する 千歳・安平・苫小牧
開拓期の原風景を探して 札幌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
45
北海道で製作・オンエアーされていた番組を、書籍化した本です。案内人は絵本作家のそらさん。地元密着度が高いローカルさで、旅をプランニングしています。私は二つの旅をマーク。鵡川のししゃもを食べに行くプランと、滝川・砂川方面の味覚を漁るプラン。滝川へはシャッターアートを見に行きたいと思っていたので、ついでに昭和な商店街を歩きたいと目論んでます(ちなみにアートを手掛けたのは、そらさんなんです)。巻末の「ロケハン日記」と「旅のBGM」選曲も良かった。ナチュラルでゆったりとした空気が漂っていました。2016/10/16
Strega Rossa
2
北海道は広いなとまず思った。HBCとBS12で2015年に放送されたテレビ番組「Eatrip」の書籍化。美味しい食を求めて、絵本作家そらが、北海道の各地を巡っていく。本書では、行く先々で出会った人々と美味しい食材・料理、北海道の原風景、そして旅先でスクラップブックに描いたイラストが紹介されている。もちろん店の情報も掲載されているが、グルメガイドではない。この本は、人との出会いを中心とした紀行文であり、旅の記録である。思わず旅を追体験してみたくなる。2018/06/24
のりべぇ
2
北海道は美味しい、さらに追加された。この番組は見たかったな。「そら」さんて美人だね。2017/07/11
あさみ
1
番組は知らなかったけど、なんとなく図書館で。行ったことがある場所もチラホラ。絵や写真を美しく描けることが本当に羨ましいのです。2019/07/31
Humbaba
0
自然が豊かだからこそ、それを活用してより一層美味しいものを作るモチベーションが高まる。そうやって作られたものは見た目としては普段食べているものと大差がないかもしれない。しかし、実際に口にしてみれば今まで経験したものとはまた違う深い味わいを実感できる。2016/12/29