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湿原力―神秘の大地とその未来

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894536890
  • NDC分類 454
  • Cコード C0045

内容説明

いま湿原にできること。第一人者(ラムサール賞(科学部門)日本人初受賞)のラストメッセージ。

目次

序章 「地球のダム」湿原を歩いて考えたこと
第1章 もし湿原がなくなったらどうなるか
第2章 二千年前の死体は語る
第3章 湿原の成り立ちと生き物
第4章 日本、そして北海道の湿原
第5章 湿原の力

著者等紹介

辻井達一[ツジイタツイチ]
1931年東京生まれ。1959年北海道大学農学部大学院農学研究科博士課程修了。1985年北大農学部附属植物園長。1988年北大農学部教授。1995年北星学園大学教授。1996年環境庁長官表彰(地域環境保全功労)。1997年財団法人北海道環境財団理事長。2002年北海道功労賞(自然環境保全の推進)。2007年第五回日本生態学会功労賞。2012年ラムサール湿地保全賞(科学部門)。北海道新聞文化賞。2013年1月15日、前立腺がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきむらさき

2
参考書に。稲作に不適だったからこそ北海道に湿原が数多く残ったのかと思うと、自然はやはり二の次のようで悲しい。2014/01/19

尾張こまき

0
題名と装丁から想像される通り、湿地について、その定義から役割・賢明な利用・人間との文化的な関わりまで、広く一般の人にも興味を持ちやすく総覧された本です。専門書ではなく、エッセイに近い感じでしょうか。筆者は執筆直後に亡くなられたそうで、ひょっとするとご本人が手を入れる余地がなかったのか、あるべきところに図がなかったり同じ記述が繰り返されたりしていますが、それを差し引いても興味深く読めました。水田も湿地と捉えると、減反続きの現状はマズイのでは。2014/11/08

コカブ

0
会津の雄国沼でニッコウキスゲを見て以来、湿原に興味を持つようになった。著者は北大で研究者として、北海道の湿原をずっと見続けてきた。湿原というとなんとなく北海道に多いイメージを持っていたが、実際、日本の湿原は北海道に多い。それは、本州などの湿原は水田などとして開発されてしまったからだろうだ。海外に目を向けると、湿原は泥炭の採掘に使われるらしい。泥炭は乾くと燃えやすいので、下手に湿原から排水すると火事が止められなくなってしまう。そのほか、湿原から死体が発掘されることがあるが、生贄と推定される話が面白かった。2014/03/10

雉彦

0
湿原にメガソーラーがどうとか、景観は金にならないとか、そういった記事を読んだので、湿原についての本を読もうと思った。 生物多様性や環境、人間の生活はもちろん、文学や音楽などにも言及していて、想像よりも面白かった。北海道の湿原が大きく取り上げられていたが、「名前は聞いたことあるけど行ったことないな」という場所ばかりだったので、是非行って現在のツーリズムを体験したい。2023/04/26

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