目次
第1章 考古学から見た北海道
第2章 激動の北の中世
第3章 松前藩の成立と蝦夷地(近世前期)
第4章 対外的緊張のなかで(近世後期)
第5章 蝦夷地と和人地の文化
第6章 箱館開港
著者等紹介
長沼孝[ナガヌマタカシ]
1954年生まれ、静岡大学人文学部卒、北海道教育庁文化・スポーツ課主幹
越田賢一郎[コシダケンイチロウ]
1948年生まれ、立教大学大学院修士課程修了、札幌国際大学教授
榎森進[エモリススム]
1940年生まれ、東北大学文学部卒、東北学院大学文学部教授
田端宏[タバタヒロシ]
1933年生まれ。北海道大学大学院卒、北海道教育大学名誉教授
池田貴夫[イケダタカオ]
1970年生まれ、名古屋大学大学院中退、北海道開拓記念館学芸員
三浦泰之[ミウラヤスユキ]
1974年生まれ、東京大学大学院中退、北海道開拓記念館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆぎ🖼️
13
再読しました。鎌倉時代の記述をもう一度詳しく調べたかった。江戸時代になるとロシアがアイヌ人を取り込んで蝦夷を領地にしようという動きがあったり、アイヌの勢力は日本とロシアの間でかなり大きなものだったのかもしれない。🤔2022/01/29
ゆぎ🖼️
12
アイヌ文化の熊送りイヨマンテの絵資料とか貴重な文献、北海道の先住民は他にも北方の人種が住んでいて、アイヌが攻めて追いやり、鎌倉時代以前にモンゴルの元にも攻めていたという史実があった。その蝦夷地を支配するのに幕府は真言宗や禅や念仏に祈祷していたとか。蝦夷地に流された幕府の役人がアイヌ人を束ねて謀反を起こそうとしたり。乱世💧2020/07/09
moonanddai
9
北海道という島で、様々な文化が(変な言い方ですが)出たり入ったりしたのだろう、と感じたくなり再読です。と言いつつ急に細かいことを言い出すのですが、18世紀の最後、松平定信の「寛政の改革」といった頃に、ロシアからラクスマンがお付き合いを求めてやってきました。もちろん「鎖国」ですからお断りなのですが、実は次に来たら幕府(つまりこの時は定信)としては交易を拒否しては不味いのではないかというところまで「腹」を持ったらしい…。残念ながらフランス革命やらカテリーナ2世の死去等々の欧州事情で、⇒2024/03/04
moonanddai
5
アイヌ民族、そして中世以前の「蝦夷」についての認識を新たにした。かつては大陸にも進出し、元朝等とも戦うこともし、一方、和人に対しても蝦夷の蜂起し、それが元寇と時を同じくする「国難」とも言われたらしい。 そうかと思えば、和人とロシアの間で盛んに交易も行っていた。 アイヌ民族に対しては、近世以降の虐げられたイメージが強いが、(数は多くないかもしれないが)自立的に活動した者もいたとのこと。 日本の「中央」の歴史とは隔絶した観がある北海道だが、むしろ世界とつながるダイナミックな動きを知ることができ嬉しく思った。2013/01/28
ラオニ
0
わからないなりにとりあえず読破しました。ほとんど内容は理解できていませんが、先に読んだ「間宮林蔵」や「松浦武四郎」を今読むとわりと理解できるのではないかと思います。2016/07/25
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- 和書
- 自動車爆弾の歴史