エゾシカは森の幸―人・森・シカの共生

エゾシカは森の幸―人・森・シカの共生

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894535862
  • NDC分類 489.86
  • Cコード C0045

内容説明

爆発的な増加で、深刻な農林業被害や交通事故まで引き起こす北海道のシカ。ただ、この生物資源を活用すれば、森林生態系を守り、ヒトの健康に役立つ「利益」にも直結する。「エゾシカを食べることは、まもること」。新しい発想を詳しく分かりやすく解説した。

目次

第1章 21世紀エゾシカ事情
第2章 ヒトとエゾシカの長ーい共生史
第3章 科学で解明!エゾシカのエコロジー
第4章 ディア・ハンターという生き方
第5章 生物多様性を守るための新技術
第6章 エゾシカをいただきます!
第7章 エゾシカとの共生新時代へ
エゾシカデータベース

著者等紹介

大泰司紀之[オオタイシノリユキ]
1940年(昭和15年)生まれ。北海道大学名誉教授。現在は北海道大学総合博物館資料部研究員、酪農学園大学特任教授、エゾシカ協会顧問、知床世界自然遺産地域科学委員会委員長、NPO法人北の海の動物センター会長などを兼務

平田剛士[ヒラタツヨシ]
1964年(昭和39年)生まれ。フリーランス記者

近藤誠司[コンドウセイジ]
1950年(昭和25年)生まれ。北海道大学大学院農学研究院教授。専門は畜牧体系学、家畜管理学、家畜行動学。エゾシカ協会会長、北海道和種馬保存協会会長、ヒトと動物の関係学会理事などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あかぽち

9
私はこの数十年のエゾシカのことしか知らないけど、ずいぶん昔から日本人は獣害に悩まされて戦ってきたんだな、と。そのたびに鹿の数が減ったり増えたりしてきて、対応も変わってきたのは勉強になる。ただ、この先も同じ数を捕獲できるのか、は疑問。農家がどんどん離農してハンターも減り続け、ジビエに利用しようにも施設と人手が少なすぎ。せめて山や森の植物を守れれば良いなと思う。2022/08/28

ユーリ

1
エゾジカの生態から調査の歴史、利活用の可能性まで。本州鹿にも参考となる内容でした。増えすぎた鹿の害はやはり深刻で、人為的にも限度があるよな〜と思う。とりあえず、獲った分は食べてあげたいが、昔ほど食べる動機がないと獲る人も捕り方も限度があるよな〜と思う。2018/05/14

ぐだぐだ

0
北海道のエゾシカ事情を紹介。都合のいいように減らしたり増やしたり。お忙しいことで。2016/02/24

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