内容説明
爆発的な増加で、深刻な農林業被害や交通事故まで引き起こす北海道のシカ。ただ、この生物資源を活用すれば、森林生態系を守り、ヒトの健康に役立つ「利益」にも直結する。「エゾシカを食べることは、まもること」。新しい発想を詳しく分かりやすく解説した。
目次
第1章 21世紀エゾシカ事情
第2章 ヒトとエゾシカの長ーい共生史
第3章 科学で解明!エゾシカのエコロジー
第4章 ディア・ハンターという生き方
第5章 生物多様性を守るための新技術
第6章 エゾシカをいただきます!
第7章 エゾシカとの共生新時代へ
エゾシカデータベース
著者等紹介
大泰司紀之[オオタイシノリユキ]
1940年(昭和15年)生まれ。北海道大学名誉教授。現在は北海道大学総合博物館資料部研究員、酪農学園大学特任教授、エゾシカ協会顧問、知床世界自然遺産地域科学委員会委員長、NPO法人北の海の動物センター会長などを兼務
平田剛士[ヒラタツヨシ]
1964年(昭和39年)生まれ。フリーランス記者
近藤誠司[コンドウセイジ]
1950年(昭和25年)生まれ。北海道大学大学院農学研究院教授。専門は畜牧体系学、家畜管理学、家畜行動学。エゾシカ協会会長、北海道和種馬保存協会会長、ヒトと動物の関係学会理事などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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