内容説明
道内美術界を常にリードしてきた道展・全道展・新道展。その三大公募展の誕生から現在に至るまでの創作活動を克明に再現。その時、美術家たちはどのように感じ、どのような作品を残してきたのか。三大公募展史を生き生きと描く美術ドキュメント。
目次
第1章 画家社会の誕生と北海道美術協会(道展)の創立
第2章 初期道展の作品傾向
第3章 戦後の公募展再編成と全道美術協会(全道展)の結成
第4章 道展の再建
第5章 裾野の拡大と新北海道美術会(新道展)の参入
第6章 歩みよる道展と全道展
第7章 相対化する公募展の地位
第8章 合わせて一〇〇年道内公募展
第9章 待望の展覧会場ができる
第10章 公募展の現在 道展八〇周年、全道展六〇周年、新道展五〇周年
第11章 公募展を目指す人たちへ
著者等紹介
吉田豪介[ヨシダゴウスケ]
1935年、根室生まれ。57年北海道大学卒業。61年から北海道新聞などで美術評を書き、70年から「THE VISUAL TIME」「連鎖展・12稜空間」「札幌アヴァンギャルドの潮流」「具象の新世紀」などの美術展企画に参加。現在は市立小樽美術館長、美術評論家連盟会長、道立近代美術館収蔵作品選定協議会委員、札幌市美術文化財団理事ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サトル
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北海道の美術界はいわば公募展天国だと語る。道展(1925年)、全道展(1945年)、新道展(1956年)の三大公募展が時を置いて次々に登場してきた。その背景には日本人気質とも言えるジャッジを好む民族性、堅実に努力して一歩ずつ階段を昇ることを生きがいにする几帳面さがあると言うから片腹痛い。かれこれ百年に及ぶ北海道の美術史を俯瞰することが出来たのは有難い。公募展の手狭な会場問題や新美術館ギャラリー建設にまつわる耳の痛くなるような逸話に触れ、これから北海道美術界はどこへ向かうのか、暗雲が立ち込めるばかりだ。2025/03/18
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