内容説明
北海道に生き、書きつづけてきた加藤多一。その作品世界/原風景/現在を明らかにする。
目次
1 北海道に生きて(未解決の問題―加藤多一の探検;加藤多一と短歌―「ことば」の獲得へ;“北海道文学史”研究の場から ほか)
2 作品論(馬を洗って…(ラストのイメージに何を見るか;戦後五十一年目に戦後を考える)
草原(『草原』における父子関係;「掘る」の構成について)
原野にとぶ橇―“ホロカムイ村”をたずねて ほか)
3 加藤多一エッセイ(短歌の世界で;稚内だより;何かに似ている―私の絵本論 ほか)