内容説明
作家・三浦綾子が残した一編の童話、唯一の絵本。
著者等紹介
みうらあやこ[ミウラアヤコ]
1922年旭川市生まれ。旭川市立高等女学校卒業後、小学校教員となり、七年間勤務。46年6月、肺結核を発病後、脊椎カリエスを併発して十三年間闘病生活を送る。59年三浦光世と結婚。64年夏、朝日新聞一千万円懸賞小説に「氷点」が入選。著書は「道ありき」「母」「銃口」ほか多数。これらの文学的達成に対し、次のような各賞が贈られている。旭川市文化賞(1956年)、北海道新聞文化賞(94年)、伊原西鶴賞(第一回、96年)、北海道文化賞(前同)、アジア・キリスト教文学賞(第一回、97年)、北海道開発功労賞(前同)。1999年10月12日逝去
おかもとよしこ[オカモトヨシコ]
1971年札幌市生まれ。翌年、ダウン症と診断される。一歳半ごろから絵会話を学び、その才能を発揮しはじめる。87年、道教育大付属小中学校ふじのめ学級卒業、90年、札幌市立豊明高等養護学校卒業。主な入賞作品と出版活動は次の通り。83年10月に国際障害者年絵画コンクール特選に入賞、87年7月に北海道青少年科学文化振興賞芸術部門受賞。93年5月、絵本「円山八十八ヵ所のおじぞうさま」が全国学校図書館協賛会の選定図書に
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
9
作家三浦綾子さんが残したたった一冊の絵本。まあちゃんがとっても気になる真っ赤な木。一体何の木なのか、知りたくてたまらないまあちゃん。小さな冒険は数日にわたって、仕切り直し。外の世界は子どもにとって誘惑がいっぱい。うまく真っ赤な木に行き着けた日は、まあちゃんの成長の日。2015/05/27
二条ママ
5
次女小1。図書館本。辿り着いてよかったよ、永遠に着かないじゃないかとすごく心配してた。2023/12/14
きたむ
1
ADHDとか…自閉症もそうかなあ…気が散りやすい人には参考になりそうな本(^-^; 目標を実現させるには… 2017/12/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
0
2年生ブックトーク授業 三浦綾子さんの絵本。旭川出身。2012/07/06
yucono
0
「氷点」の三浦綾子が書いた童話と知って読みたくなった。一気に昭和に戻ったような懐かしい気持ちになる。ちっともたどり着かないのは木の仕業かと深読みしてしまった。子供は素直に楽しんでいた。2018/05/24