内容説明
遺跡をたずねて古代を探る。北海道の名だたる遺跡、最近の注目される発掘成果を、サハリン、カムチャツカまで足をのばして解説する、ロマンあふれる知的散策。
目次
1 旧石器時代の技術
2 縄文人の四季
3 石狩川流域の遺跡
4 札幌の遺跡を歩く
5 積丹半島の遺跡
6 宗谷沿岸を歩く
7 人がたの系譜
8 サハリン・北千島・カムチャツカの古文化
司馬遼太郎さんとオホーツク
青春の発掘
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
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道内+サハリン、カムチャツカなどの70ヵ所あまりの遺跡を紹介している。 神居古潭のストーンサークル、札幌の知事公館にある堅穴住居跡、礼文島の船泊遺跡、手宮洞窟など。また、各地で出土している土偶や骨偶、おろし金状土製品についても。 あまり固い内容の本ではない。一般の読者にも遺跡や発掘といったものに親しんでもらえるようにと、平易かつ親しみやすく書かれている。遺跡の概要や、なぜそこが重要なのかなどが、自身の体験を交えて描き出されていく。 サハリンや千島、カムチャツカの調査にもふれられているのが貴重だ。 2024/02/06




