内容説明
これからの時代は「脳の若さ」が社会的格差を生みます。本書は最先端の機能脳科学、認知科学の視点からあなたの脳を15歳若くする「驚異的な方法」を解説。ドクター苫米地によるユニークな若返り実践術も大公開します。
目次
第1章 脳の「若返り」とは何か?
第2章 老化した脳と若い脳は「ここ」が違う
第3章 若い脳は抽象空間を操作する能力を持っている
第4章 苫米地流ブレイン・アンチエイジングのメソッド
第5章 古武術に学ぶ脳の若返り
第6章 脳が15歳若返る習慣術
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
1959年、東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長、一般財団法人苫米地国際食糧支援機構代表理事、ロシア極東連邦大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
村越操
25
これからの時代は、脳の若さが格差を作る。氏の一貫した提案「抽象思考をして脳を使おう」はブレがない。「私たちがやるべきことは、自分が心からやりたいと思う本当の望みを果たすことしか残されていません」「死んでもいないのに、死後のことを訊くのはバカのすることだ」「IQの高さというのは、じつは読んだ本の数にほぼ正比例しています」「読みたいと思わない分野の本を読んだほうが、知識のゲシュタルトづくりははるかに進みます」「長生きの秘訣と脳若返りとは、なるべく栄養を取らない、酸素をできるだけ消費しない、激しい運動をしない」2014/03/02
はる
22
とにかくたくさん読書することで抽象思考ができる。イメージで体づくりができるとか見た目が若くいられるとか、マルクスの資本論は何度も読む必要があるとか、視野が狭いままでは無縁の世界かも。刺激のある本だった。2019/06/08
yomineko@ヴィタリにゃん
16
メンタリスト Daigoさんの本に比べるとネガティヴな感じ。再読だけど、ちょっと内容にショック。2018/05/17
ユーユーテイン
16
認知科学者である著者は、脳が若さも生死も決定しているという。そんな脳の若さとはどういうことか、また脳の若さをどう保つか、ということが書かれている。一番印象に残ったのはIQの話だ。著者の言うIQとは、「たくさんの情報の中から抽象化されたシンプルな情報を取り出す能力」である。IQの高さは読んだ本の数に正比例する。IQを上げるには読書が最適で、その量は月100冊、読むのは西洋の古典などがよい。自分が普段読まない分野の本を読む方が「知のゲシュタルトづくり」がはるかに進むということだ。2014/05/30
anco
14
Theフォレスト出版というような内容でした。私たちは過去の記憶の中に生きている。過去の記憶の中に甘んじて生きる人は、老化が早まり、死んでしまう。過去の記憶で成り立っている世界の中で、新しいものが見えるためには抽象思考することが必要。そのためには、マルクスの「資本論」全巻を4回読んだり、自在に関節を動かしたりと忙しくなりそうです。2017/08/20