内容説明
身分をかくし、がちょう番になった王女アニィは、次々と起こる苦難に戸惑いながらも立ち向っていく。読み応え十分の、愛と勇気の感動作。
著者等紹介
ヘイル，シャノン［ヘイル，シャノン］［Ｈａｌｅ，Ｓｈａｎｎｏｎ］
２００３年に“Ｔｈｅ Ｇｏｏｓｅ Ｇｉｒｌ”でデビュー、つづく“Ｅｎｎａ Ｂｕｒｎｉｎｇ”（２００４年）、“Ｒｉｖｅｒ Ｓｅｃｒｅｔｓ”（２００６年）で、ファンタジー分野での人気を不動のものにした。２００５年に出版された“Ｐｒｉｎｃｅｓｓ Ａｃａｄｅｍｙ”は、２００６年度のニューベリー賞オナーブックに選出され、同書はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストにランクインを果たしている。大いに活躍が期待される若手女性作家の一人
石黒美央［イシグロミオ］
桜美林大学文学部英語・英米文学科卒業
せのおゆり［セノオユリ］
本名、妹尾有里。埼玉大学教育学部卒業。１９９４年から翌年にかけて、バベル翻訳・外語学院にて坂崎麻子先生の児童文学翻訳講座を受講する。遊学館外国絵本翻訳コンクールにおいて、第６回優秀賞、第７回最優秀賞を受賞
武方恵美［タケガタメグミ］
１９７６年、京都に生まれる。京都府立大学文学部にて、西洋文学を専攻。在学中より通信教育で翻訳の勉強を始め、翻訳コンクールの入賞をきっかけに、共訳ワークショップに参加する
渡邊真弓［ワタナベマユミ］
獨協大学外国語学部英語学科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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なつめっこ
1
世継ぎの姫君だったのに隣国に嫁がされる事になりしかも侍女に裏切られ身分を奪われてがちょう番に…… って波瀾万丈、ワクワクな話だった!面白かった〜2011/12/16
キドカオリ
0
シャノン・ヘイルのヒロインは、過酷な境遇にありながらも、自分の力でがんばって勝利や幸福を勝ち取るのがいい。アニィも苦労して苦労した末に、自分に自信が持てない王女が后にふさわしい王女へと成長していく。彼女を応援せずにいられなくなり、ラストには感情移入して泣いてしまいました。2015/04/28
Miki Shimizu
0
おもしろかったー！動物と話が出来る世継ぎの王女様。気持ち悪がられて、動物に近づくのを禁止され、なんか抜け殻のようだった前半。とうとう政略結婚の道具として隣国に追いやられるけど、だんだんいろいろ成長して、最後はハッピーエンド。2014/03/09
napo１２
0
隣国に嫁ぐ王女が侍女に裏切られ、殺されそうになり 森に逃げ出します。侍女は王女に成りすまし、王女の国と 嫁ぐ国の間に戦争を起こそうとします。王女はそれを 阻止できるのか？ おもしろい話でした。2012/05/01
ｱﾝﾌﾞﾚﾗ☆
0
聖書外伝を含めて、昔から伝わる土地独特の物語がキリスト教にはたくさんある。童話もその一つであると思う。修道院には隠された史実がまだ多く眠っているという。。時の権力者によって揉み消された陰惨な事件を、土地の人びとは童歌のようにして語り継いだのだろう。悪人は善人に、愚か者は賢者に仕立てあげて。童話を読んでいると、無念の死を遂げた人、名誉を傷つけられた人の声が聞こえてくるような気がする。《本当の私を調べて…本当の私を探して…》ｸﾞﾘﾑ童話の中では、この物語が特に心に残っていたので、思わず手に取ってしまった。 2011/10/10
