内容説明
ヴォルフガング・モーツァルトは土よう日の夜までにあたらしいピアノコンチェルトを作曲しなければなりませんでした。ウィーンにある、ゆうめいなブルグげきじょうでえんそうしなくてはいけないのです。でも、メロディがうかんできません。すると、おなかをすかせたペットのムクドリがうつくしいメロディをさえずるのがきこえてきて、たちまちアイディアがうかんできたのです。これですべてうまくいくように思えました。ところが、がくふにおんぷを書き入れる前に、ムクドリはまどからにげてしまいます。モーツァルトはムクドリをつれもどそうと、外へとび出しました。そして、さがしまわるうちに、ウィーンというまちが、そこにしかない生き生きとした音でみちあふれていることに、初めて気づくのです。さあ、モーツァルトが自分の音楽の女神のように思っているムクドリと、メロディを見つけることができるのでしょうか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKO
2
お借りした絵本シリーズ8冊目。モーツァルトがかわいく思えてくる。ムクドリのビムスさんも。2人の関係もあったかい。モーツァルトは困難を乗り越えて、それを味方にして、最後には報われて。改めてモーツァルトのピアノコンチェルト17番を聞きたくなった。2023/02/28
更紗
1
こんどの土曜日の夜に、あたらしいピアノコンチェルトを発表しなければならないモーツアルトはひとつの音もうかびません。 そんなモーツアルトが、飼っているムクドリのビムスのさえずりと、逃げ出したビムスを追って、街で聞くいろいろな音が素敵なメロディを奏でていることを感じ取り、完成したのがピアノコンチェルト第17番ト長調でした。 それは、パン屋のおじさんの「ハ~ッハッハッハッ・・・・」だったり、ガチョウの鳴き声や犬がほえている声だったり、馬車の車輪、教会の鐘の音でした。そうして素敵なコンサートが始まります。お薦めの2013/02/25
みるて
0
購入済 読了 初ステファン・コスタンザ2010/05/19
フラワー
0
上チビセレクト。音楽サッパリな母が読む気が起きず…ごめんよ。自分で読んでました💧2021/10/17