雪花と秘文字の扇

個数:

雪花と秘文字の扇

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 446p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894490765
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

扇に綴られた美しい秘文字“ニュシュウ”が伝える女としての喜び、悲しみ、怒り、嫉妬。この本は、ふたりの女の愛の物語である。清朝の中国で、都から遠く離れた湖南省の瑤族の村に生まれたふたりは、“ラオトン”(老同)の契りを結んで生涯の友となり、秘文字の“ニュシュウ”を使って扇で文通する。扇に綴られた美しい秘文字、刺繍の施された色鮮やかな纏足靴、嫁入りの見事な絹地や翡翠の装身具など、エキゾチックな魅力にもあふれている。

著者等紹介

シー,リサ[シー,リサ][See,Lisa]
作家。エドガー賞候補となったFlower Net(邦題『紅の華網』)など4作品がある。2001年には、中国系アメリカ人女性協会より「ナショナル・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている。ロサンゼルス在住

天羽由布子[アモウユウコ]
京都外国語大学卒業後、鳴門教育大学大学院学校教育研究科にて教育学を修める。12年間徳島県の高等学校で英語を指導したのち心機一転。現在一般企業勤務。院生時代に精神医学関連のマニュアルと教育哲学の専門書の下訳を担当。ワークショップオーディション合格後、共訳出版に初参加

上原正子[ウエハラマサコ]
津田塾大学卒業。国際PHP研究所にて『英文PHP』(月刊誌)、『Mariko,Mother』(宮城まり子英文伝記・Jeffrey Murray著)、『外人はつらいよ』(ドン・マローニ著、脇山怜訳)等編集多数。英日翻訳を『PHPインタナショナル』に掲載。退社後、永瀬義郎版画集『Nagase』(ネオアカシア刊)英訳。現在は財団に勤務。国際会議の企画開催、翻訳編集等にあたる

高瀬ゆか[タカセユカ]
甲南女子大学英文学科卒業。建設会社に勤務。退職後、専業主婦。平成12年よりバベルにて翻訳基礎・文芸翻訳などのインターネット・通学講座を受講。“Snow Flower and the Secret Fan”のワークショップオーディション合格を機に共訳出版に初挑戦

牧田史子[マキタフミコ]
聖心女子大学大学院(英文学専攻修士課程)卒業。東京YWCA英語講師。IR文書・ビジネス文書日英翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほーすけ

11
清朝時代、心の絆で結ばれた二人の女性の物語。纏足は良家の子女だけと思っていたが一概ではないらしい。その整形方法が苛烈で生々しく、過程で命を落とす事も数知れず。今まで読んだ中国小説に出てきた愛らしい彼女達もこんな試練を受けてきたのかと思うと、憐憫の情と楚々とした中の強さに合点がいったのでした。漢字圏の人間としては字体がない秘文字の翻訳がもどかしい。白蓮の一人称での語りは、中国の家と男社会の厳しさの中で生き抜くための老同の契を現代へ伝えるに感傷的で物足りない。映画はどこまで補っているのか気になりました。2014/01/27

一柳すず子

0
エキゾチシズムに溢れ、文も読みやすく、どんどん読めたよ。でも彼女の文を誤解していたっていわれても、どう読んでもそういう解釈になるんだけどな。語り手でもあり、後悔の年月も長く、白蓮に同情。女書の部分の書体は読みにくかったな。2012/03/28

しむりす

0
纏足はイヤだけど女の部屋で刺繍や紙細工をするのは楽しそうだな~2012/01/15

grace

0
映画化を知り読んでみた。まさに「映画のよう」な波乱万丈の物語。最初のほう(纏足のあたり)は読むのがつらかったけど、どんどん面白くなってきて、どこからフィクションかはよくわからないけど東洋的な風習や生活がとっても興味ぶかく、また二人の主人公がそれぞれいい感じ。最後のあたりは読みながら泣いてしまった。映画は大幅に変えてあるらしいが、「蒼穹の昴」みたいな感じでこういうのを時間をかけてドラマ化してほしいなあと思う。2011/11/08

monel

0
韓流(中国だけど)っぽい。中国にこのような風習があることをはじめて知った。資料的正しさは判定不能だが、女性のための質の高いメロドラマ。2009/11/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/285638
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品