内容説明
母親が亡くなって、8歳のエビーは田舎のウェールズでの新しい生活に放り込まれる。花は意味ありげに戸口の踏み段に置いてあるし、村の人達は振り返って顔を見る。自分の家族の暗い秘密を知ってしまったエビー。いま、イヴ・グリーンは29歳。子どもの誕生を心待ちにしつつ、自分のついた嘘、怒り、無鉄砲だった自分の果たした役割を追っている。処女作に贈られるイギリスのウィットブレッド賞(2004年)受賞。イギリス文学界への登竜門ベティトラスク賞(2005年)受賞。
著者等紹介
フレッチャー,スーザン[フレッチャー,スーザン][Fletcher,Susan]
1979年、バーミンガムで生まれ、ウェストミッドランズのソリハルで育つ。英語文学士としてヨーク大学を卒業。イーストアングリア大学に進み、同大学の名高い創作課程を学んで、大学院の修士課程を卒業した。「イヴ・グリーン」が2004年、ウィットブレッド処女長編小説賞を獲得。さらに2005年には、ベティトラスク賞も受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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