内容説明
ビル・プロンジーニ、エドワード・D・ホック、マイクル・Z・リューイン他、名匠が綴る、本を巡る殺人事件。バベルが主催する第24回BABEL翻訳奨励賞“英日フィクション部門”の課題作品の翻訳。
著者等紹介
曽田和子[ソダカズコ]
翻訳家。東京外国語大学英米科卒。南山大学大学院文学研究科英文学修士課程修了
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感想・レビュー
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くさてる
15
本にまつわるミステリアンソロジー。突飛すぎるアイデアやぺダンチックでよくわからないものなどが目立って、玉石混合の石がゴロゴロという感じだった(口が悪くて申し訳ありません)のだけど、最後のジョゼフ・ハンソン「女の声」が良かった。二転三転する展開自体は先が読めるものなのだけど、人物描写が良くて、苦みが残る結末でも後味は良かったです。2020/06/20
timeturner
6
本の世界にテーマを絞ったアンソロジー。本と一口に行っても作家、作品、研究者、コレクターと切り口は色々でそれぞれ工夫してはいるが、目が覚めるようなものはなかった。テーマにふさわしい知的な推理が読者を満足させるマーガレット・マロンの宝島物は気に入った。2018/07/24
星華@FANKS
1
タイトルを見て「本」が絡んだ殺人事件が書かれてると思ったんですが・・・読んでみてタイトルの「本」の影が薄くてw思っていたよりも盛り上がらずイマイチに感じました2012/03/16
Nonna
0
ジョゼフ・ハンセンの他の本も読んでみたくて、図書館に予約を入れた。2021/03/14
只今小説熟読中
0
本や作家に纏わる11の短篇集。 動機、暗号、引用、書く、読む。色んなところに「本」が関わっていてどれも面白かったですし、堪りませんでした。 至るところに本がある、本でした。2019/05/09