内容説明
酒に溺れ、家族から離れ、社会から見捨てられた自由律俳人尾崎放哉。その放浪の生涯を、俳人でもある著者が温かな眼差しで綴った労作。代表句160句の鑑賞も併録。
目次
放哉の生涯―伝記篇(放哉への接近;家系と家族;文武両道のエリート;エリートコースへの道;失恋そして卒業;サラリーマンとして生きる;朝鮮から満州へ;京都・一燈園で修業;須磨寺の堂守として ほか)
放哉の秀句―鑑賞篇(代表句一六〇句)
著者等紹介
石寒太[イシカンタ]
1943年、静岡県生まれ。本名・石倉昌治。70年、「寒雷」に入会、加藤楸邨に俳句を学ぶ。現在、「炎環」を主宰。「俳句αあるふぁ」編集長。毎日文化センター、NHK俳句教室講師。日本文芸家協会、近世文学会、現代俳句協会会員
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