出版社内容情報
本書はフランスの文化や歴史に根ざした_色の由来をたどる色事典としてフランスの文化が生んだ250色を、色の名前と由来、それにまつわる写真で美しく綴ります。
内容説明
プロヴァンスの黄色に、エルメスのオレンジ、ポンパドゥール侯爵夫人のピンクやモネのブルー。本書ではフランスのエスプリが生んだ伝統色270色を紹介します。最新のCMYK、RGB、Web数値、季節の配色例も掲載。
目次
ルージュ・ローズ
オランジュ・ブラン
ジョーヌ
ヴェール
ブルー
ヴィオレ
ブラン・グリ・ノワール
著者等紹介
城一夫[ジョウカズオ]
現在、共立女子短期大学名誉教授。専門は色彩文化(史)、文様文化(史)、ファッション文化(史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
20
日本の渋い伝統色ももちろん好きだが、絵を描く端くれとしてフランスの伝統色にも興味があり読みました。モネが愛した青とシャガールが愛した青は微妙に違うのだなあ。アントワネット王妃が愛したピンク、ナポレオンの青、北斎が「ベロ藍」と言って愛用していたプルシャンブルー(黒に近い青)などその色の多様性はさすがだ。色に因んだ感覚的にハイセンスな写真も載っている。悪魔の酒と言われたアブサンの色は緑なんですね。たくさんインスピレーションをもらえる本。ゲンスブールも愛した仏煙草ジタンの青とかカッコイイ。由来が知れるのがいい。2015/12/15
takao
2
平安時代の日本の色みたいだ。2018/01/29
プチ プランス
2
色見本帖。フランスの伝統色のうち270色を選び、色見本とともに解説文をのせている本です。写真の参考例も載っていて、目に楽しいです。フランス人はとても豊かな色彩感覚を持っているそうで、色名をタイトルにした小説も多いのだとか。(「赤と黒」「赤い百合」「黄色い部屋の謎」など)難しいことは考えず、ぼんやり眺めるようにして楽しみました。パッと鮮やかな色味もいいけど、白が混じったようなぼんやり優しい色合いも好きだな。暖色系のほうが好みだけど、寒色系も素敵だな。アースカラーも、地味だけど落ち着くなぁ…。綺麗な本。2016/10/10
蘇芳
2
フランスでの色の呼び名や由来を事典のようにまとめたもの。人や植物、食べ物、宝石とよくあるものから、おフランスらしく画家の名前からとったものまでさまざま。ちな、おもしろかった名前がメルド・ドワ。らしいというかなんというか。2014/09/25
marinefrancaise
2
マリー・アントワネットの伝記でおなじみの女性たちが、名前になっている色見本がたくさんあって興味深いです2009/08/15
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